コミック版『永遠の0』

百田尚樹が著した『永遠の0』には実は、いはゆるコミック版もあるといふことを読者諸賢はご存知でしたでせうか。作画は須本壮一で原作は、もちろん百田尚樹であります。双葉社から出版されてゐて全5巻で完結してゐます。

過日わたしはコミック版を入手することができました。すでに全巻を読了してゐます。関西に住む弟から全巻をプレゼントしてもらひました。かういふプレゼントは、とても嬉しいですね。といふのもコミック版が存在するのは前々から知つてゐて、いつかは手に入れてやらうと思つてゐたからです。

さうはいふもののコミック版を読んでみた感想の結論を云へば原作から、まづ読んだ方がいい、といふことになりますね。原作を読んでコミック版を読むと様々な愉しみ方ができると思ひます。

この順番を間違へてしまふと興ざめになります。すなはち、コミック版から先に読むと原作を読んだ時にその微妙な味わいを愉しむことが、できなくなつてしまふのです。それは、あたかもあらすじを知つてから映画を観るやうなもので興ざめになると既述したゆゑんであります。

もし、原作とコミックの両方を読む時間がない、といふのなら原作だけ読めばいい、といふことになります。さらに『永遠の0』は映画化もされてゐて巷(ちまた)のレンタル屋でDVDを借りることもできますが、わたしはあまり興味がありません。原作とコミック版だけで十分です。このうへ同じ作品の映画まで観やうとは思ひません。

読者諸賢のなかには一般に映画はご覧になるが漫画を読まれない方もいらつしやることでせう。けれども、最近の漫画は決して侮れませんよ。とても洗練されてゐて愉しめるものも多いです。これまで述べてきたことと矛盾するやうで恐縮ですが大人の漫画入門としてコミックの『永遠の0』(双葉社)を読んでみるのもいいかも知れません。

誤解してほしくありませんが、わたしは須本壮一作画のコミック版について、あくまで原作と比較したうえでの感想を述べたのであつて決してコミック版を否定してゐるわけではありません。思ふに漫画の世界は広大で奥深い。わたしは、これからも興味を持つた漫画を読み続けてゆくことでせう。

ちなみにコミックではない活字で記されてゐる『永遠の0』の文庫版(講談社文庫)は店にもよりますが現在、全国チェーンの古本屋で108円で購入することができます。


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ヨシ樹

Author:ヨシ樹
昭和に生まれ、平成を生きる日本男児。
東京の大学を卒業して故郷の愛知県に戻る。
肉体労働や家庭教師、塾講師を経て現在に至る。
現在、未曾有の大不況下で苦しい転職活動を余儀なくされている。
経済状況は極度の貧乏。某市内の賃貸マンションを棲家としている。
いわゆる「勝ち組」「負け組」という二元論的なステレオタイプが大嫌い。
趣味はブログ執筆、読書、六弦ベース、オートバイ等々。ちなみに大型自動二輪免許保有。かつてハーレーを所有。
夢はオートバイでの海外ツーリング。具体的にはユーラシア大陸をBMWで走破することなどを考えている。
日本経済の酷いデフレを憂いつつも某市のリサイクル・ショップや古本屋によく出没する。
実は牧師の息子であり、幼い頃から聖書と教会に親しむ。

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