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ケータイ読者の考察

今週の祝日の晩にいつもケータイで当ブログの記事を読んでいただいてゐるH瀬さんから僕の許にメールが届きました。僕が先月にアップした記事たる「伊良湖日帰りツーリング」の前編と後編について感想を記して僕に宛てて送信して下さつたのです。

H瀬さんの許可を頂いたので以下にH瀬さんの感想を掲載致します。ただしH瀬さんのご要望として《文法的におかしいところ或いは読みづらいところがありましたら訂正してください》とのことなので読みやすいやうに原文に僕が少し手を加へたことを初めにお断りしておきます。

《僕は思うに小説は料理と同じで、いい素材となるものを集めて、それに腕を振るって素敵なものが出来上がるのではないでしょうか。

ヨシ樹(実際の文では僕の姓)さんは表現力が優れているので、あとはいい素材を沢山、集めて、それを上手く盛り付ければ更にいい作品にできるのではないかと思います。

今回のバイク・ツーリング(掲載者注:“伊良湖日帰りツーリング”のことを指す)は盛り付けが足りなくて勿体無いと思いました。折角、風光明媚な伊良湖に行ったのですから美しい風景はいくらでもあったのに。そういった写真を何枚か載せて記事に加えれば、もっと彩りが出たでしょう。

また長い髪をなびかせた女性のライダーの姿を一行でも書いておけば、たとえ会話をしていなくても読んでいる人の喜びが増えるのではないかと思いました。》

以上の感想についての僕の返事を掲載して擱筆しますね。以下のとほりです。

《(前文略)「伊良湖日帰りツーリング」をお読み下さったのですね。嘘のない率直なご意見を誠にありがとうございます。書き手は、こういう読者からの真実な感想が欲しいのです。勇気をもって、よくぞ言って下さいました(以下略)。》。


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詩はいいなあ

noriko.jpg

まさか自分が詩を分からうと努めるやうになるとは夢にも思ひませんでした。僕のなかで詩は鑑賞の埒外だつたのです。あつてもいいし、なくてもいいものでした。けれども、或る人の文章を読ませていただいて、その生気に満ちた瑞々しさを、その伸び伸びした闊達さを不思議に思ひました。だけど、少しは予感してゐたのです。その素敵な文章の大きな源泉のひとつが詩にあることを。

さうして、たまたま古本屋で購入した長田弘の著した『ねこに未来はない』(晶文社)といふ本との邂逅があつて実に明瞭に詩といふものが分かつたのです。僕は豊かな詩の世界に一歩、足を踏み入れたのに違ひありません。僕は詩の世界の豊饒さを垣間見たのでした。

詩の魅力、いや違ふ、魅力ある詩、どちらだらう。どちらでもある。僕はもつともつと詩の世界の広さを感じたい、分かりたい、さうして味はひたい。茨木のり子の『おんなのことば』(童話屋)といふ本のなかに収録されてゐる一篇の詩を昨年の或る時に読者から贈られて気に入つたので同書を購入しました。

そして同書の〈あとがきに代えて〉で紹介されてゐた茨木のり子の『詩のこころを読む』(岩波ジュニア新書)を先般、ヤフオクで落札して今日から読み始めました。今日、手許に届いたのです。

僕は自分が中学生のやうになつたつもりで手に入れたジュニア新書を読んでゐます。僕はこれから詩についてイチから手解きをしてもらはなければなりません。詩について、しつかりと学ばなければなりません。けれども、それは、しかつめらしいテストなどない愉しい勉強であつて苦痛とは無縁なのです。

詩人の言葉は、よい意味で極めてユニークであります。そして一つひとつの言葉の純度が高い。これまでは長田弘や茨木のり子の詩集を読んできましたが広大で茫々たる、そして魅力あふれる詩の世界をこれから、どんどん探究してゆきたいし開拓してゆきたいと思つてゐます。

思ふに生きてゆく途上での記念となる日や節目となる日に自分のお気に入りの上等の詩を相手にプレゼントして言祝くといふのは何と粋で素敵なことでせうか。僕もさうできるくらゐ多くの詩に親しみたいと考へてゐます。

書評 『カレチ』

カレチ

なぜだらう、『カレチ』を読むと自然に涙が出てきます。同書は講談社から出版されてゐる漫画です。この漫画の主人公は自分の職務に愚直なまでに忠実な鉄道職員です。舞台は昭和四十年代後半の日本の国鉄です。国鉄とは名前のとほり国営鉄道のことです。国鉄は民営化された現在の軽薄な名前の“JR”の前身で国営化されてゐました。したがつて、当時の国鉄職員は公務員でした。

主人公の名前は荻野憲二であります。大阪車掌区の新米カレチです。漫画のタイトルにもなつてゐる“カレチ”とはこの漫画の説明によると《長距離列車に乗務する客扱専務車掌を指す国鉄内部の呼称》ださうです。僕も漫画が好きで色々と読むほうですが鉄道漫画といふ特異なジャンルで、これほど読ませる漫画を知りません。

僕は昭和に生まれ、それなりに昭和といふ時代の空気を知つてゐますから、この漫画に強く魅かれるのはノスタルジー(郷愁)を覚へてのことだらうか、おそらくは、それもあるでせう。けれども、それだけではないやうな気もします。主人公の仕事に対する真摯で誠実な姿勢が僕の胸を打つのであります。

主人公は体を張つてゐるのです。命をかけてゐるのです。僕は誇張して、わざわざ大仰な説明をしてゐるとは思ひません。かういふふうに僕の感動を伝へやうととしてゐますが、もどかしくて仕方がありません。味はつた感動を十分に記すには僕の筆力では手に余ります。上手く書けないよ。読者諸賢が本記事を読んだのを契機として実際に同書を手に取り読んで下さるに如くはありません。

同書は現在、講談社から三巻まで発売されてゐます。作者は池田邦彦で定価は次のとほりです。すなはち、一巻533円、二巻543円、三巻543円で全部、税別です。つまり一冊、約600円と思へば間違ひない。僕は三冊、全部をブックオフで大人買ひしました。読書の秋に推薦したい漫画です。


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プロフィール

ヨシ樹

Author:ヨシ樹
昭和に生まれ、平成を生きる日本男児。
東京の大学を卒業して故郷の愛知県に戻る。
肉体労働や家庭教師、塾講師を経て現在に至る。
現在、未曾有の大不況下で苦しい転職活動を余儀なくされている。
経済状況は極度の貧乏。某市内の賃貸マンションを棲家としている。
いわゆる「勝ち組」「負け組」という二元論的なステレオタイプが大嫌い。
趣味はブログ執筆、読書、六弦ベース、オートバイ等々。ちなみに大型自動二輪免許保有。かつてハーレーを所有。
夢はオートバイでの海外ツーリング。具体的にはユーラシア大陸をBMWで走破することなどを考えている。
日本経済の酷いデフレを憂いつつも某市のリサイクル・ショップや古本屋によく出没する。
実は牧師の息子であり、幼い頃から聖書と教会に親しむ。

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