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『超訳 聖書の言葉』を読んで

ヤフオクで落札した白取春彦の『超訳 聖書の言葉』(幻冬舎)を読み了へました。僕は幼い頃から聖書に親しんで来ましたので物語としての聖書、聖書の思想などは、よく知つてゐるつもりです。さういふ聖書の知識を以て同書を読みますと非常に浅薄なのですね。

同書は聖書をヒューマニズム(人間中心主義)の見地から捉へようとしてゐます。けれども、そのお蔭で聖書のスケールが酷くちつぽけなものに成り下がつてしまつてゐます。やはり原典を虚心坦懐に読まなければいけない、と思ひます。

思ふにキリスト者の暇潰しにはよいが一般の人は読まない方がいい。著者も《信仰に興味があるならば、あるいは純粋に聖書の言葉に興味がある方はそちら(原典のこと・引用者註)を読むべきだろう》と述べてゐます。

なほ、同書を読まうとする読者に向けて注意をひとつ。同書の注によれば《聖書の引用章名は一般の聖書とは異なっている。たとえば、「マタイによる福音書」は「マテオによる福音書」と記載している。これは主にカトリックで用いられる『聖書』フェデリコ・バルバロ訳に倣っているからである》さうです。

折角なので同書から、ひとつ引用します。「深く痛み悔いる魂」と題されてゐる文章を以下に記します。引用章名は「詩篇」です。第51篇を超訳すると、このやうになるらしい。

《神よ、あなたはいけにえを好まれない。どんな供え物をしても、あなたはそれを喜ばれない。神へのいけにえとは、深く痛み悔いる人の魂なのだ。神よ、あなたは悔いあらためてへりくだる魂を決して軽んじることはない。》(『超訳 聖書の言葉』P98より引用)

それでは原典では、どうなつてゐるでせうか。それを記して、けふは失敬したいと思ひます。以下のとほりです。

《たとい私がささげても、まことにあなたはいけにえを喜ばれません。全焼のいけにえを、望まれません。神へのいけにえは、砕かれたたましい。砕かれた、悔いた心。神よ、あなたは、それをさげすまれません。》(新改訳『聖書』「詩篇」第51篇16節から17節より引用)


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真の友

多くの友を得てなお寂寥(せきりょう)を歎ずる人あり。

一人の友を得ずして常に嬉々快々たる人あり。

友に無常なると久遠(くおん)なるとあり。

しかして久遠の友のみ、よく寂寥の憂(うれ)いを絶つを得るなり。

キリストのみ、ひとり久遠の友なり。

彼を友として、人は一人の友を得ずとも、独(ひと)り常に嬉々快々たるを得るなり。


内村鑑三 『続一日一生』(教文館) 11月25日より

境遇

自分の境遇を

見つめて嘆き悲しむ者よ

どんな境遇にある心にも

救いと命を与えたもう

恵み深き主を仰げよ


自分の境遇を

見つめて死のみを願う者よ

どんな境遇にある心にも

希望と力与えたもう

恵み深き主を仰げよ


自分の境遇を

見つめて世間を恨む者よ

どんな境遇にある心にも

愛と喜びを与えたもう

恵み深き主を仰げよ



水野源三 第三詩集『今あるは神の恵み』所収「境遇」より

それなのに

誰も誰も

美しい花を愛し親しみ楽しむ

庭にたくさんの花の種をまき

鉢に色とりどりの花を咲かせ

床の間に形よく花をいけ

机の上に花を美しくかざり

高原に咲き乱れる花を見に行き

山奥にかおる花を捜しに行き

それなのになぜ

ほんとの心を求めないのか

美しい愛の心を

それなのになぜ語る

ひとの心を傷つける言葉を



水野源三 第一詩集『わが恵み汝に足れり』所収「それなのに」より

兄弟ブログ記事更新のお報せ

当ブログの兄弟ブログである“「論」ブログヨシ樹”の記事を更新いたしました。これで62本目の記事になります。タイトルは「伊勢ツーリング 前編」です。後編も近日中にアップ・ロードする予定です。乞ふご期待。まづは前編を閑がある時のお読み物としてお役立て下されば幸甚です。

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プロフィール

ヨシ樹

Author:ヨシ樹
昭和に生まれ、平成を生きる日本男児。
東京の大学を卒業して故郷の愛知県に戻る。
肉体労働や家庭教師、塾講師を経て現在に至る。
現在、未曾有の大不況下で苦しい転職活動を余儀なくされている。
経済状況は極度の貧乏。某市内の賃貸マンションを棲家としている。
いわゆる「勝ち組」「負け組」という二元論的なステレオタイプが大嫌い。
趣味はブログ執筆、読書、六弦ベース、オートバイ等々。ちなみに大型自動二輪免許保有。かつてハーレーを所有。
夢はオートバイでの海外ツーリング。具体的にはユーラシア大陸をBMWで走破することなどを考えている。
日本経済の酷いデフレを憂いつつも某市のリサイクル・ショップや古本屋によく出没する。
実は牧師の息子であり、幼い頃から聖書と教会に親しむ。

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