耐え難い労苦

《人間が「意味のない労苦」に耐えられないということを象徴的に教えてくれるものが、ギリシャ神話に出てくるシシュフォスの物語です。

シシュフォスに対してゼウスが課した刑罰は、大きな重い岩を山の頂上まで押し上げ続けることでした。大変な労苦の末、シシュフォスがやっと頂上まで押し上げると、一時的な充実感を味わうまでもなく、残酷にもまたゼウスが、この岩を下まで転がし落としてしまうのです。シシュフォスはまたその岩を押し上げなければならなかったのです。

自分の「労苦」に意味を見出せないようにすることが、シシュフォスに対するゼウスの刑罰だったのです。》


神田英輔著『人生の基盤が揺るがされる時』(OneHope)より引用。ただし、引用者が改行を施した。仮名遣いは原文のまま。

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お待たせしました

つひに完成いたしました。当ブログの兄弟ブログたる“「論」ブログヨシ樹”の二周年記念記事を明日の午前10時にアップいたします(自分へタイム・プレッシャーをかける)。総文字数4305字の力作です。僕の管理してゐるブログのコメントはむろん、どの記事よりも長い記事です。最長記事になります。

最初は二つに別けて発表しようか迷ひました。けれども、一つの記事にまとめて発表した方が二周年の記念企画としての趣旨に合致してゐると考へなほし、その結果、相当に長い記事になりました。記事発表が当初の予定よりも随分、遅延してしまひ誠に申し訳ありません。

コメントをして下さつた四名の読者の方には心から感謝いたします。ちなみに、タイトルは“読者が選ぶベスト1【二周年特別企画】”です。週末のお読み物としてお役立て下されば幸甚です。明日、寝坊しないやうに、ここらで失敬いたします。


人生に問ふ

うまく質問する、といふことは、もう答へは要らない、といふことだとフランスの哲学者であるベルグソンは述べてゐます。我が国民は疑ふ、あるいは質問するといふことが大変、不得手なやうに思ひます。

人生いかに生きるべきか、とか死後、魂は何処へ行くのか、とかそもそも魂は存在するのか、といふ話を最近、自分の身の周りの人とした読者はゐますか。おそらくはゐないでせう。皆、気の利いた冗談や異性の話、もう少しましな人でも仕事の話でせう。

僕はキリスト者ですが、いはゆる宗教を信じてゐる人には敬意を払ひたいと思つてゐます。僕のブログの読者には“幸福の科学”の信者もゐます。けれども、僕はかういふ読者を軽蔑しない。むしろ、尊重してゐます。ただし、注意していただきたいのは、その信者が信ずる対象や教義ではなく彼の生きる姿勢を尊重したいのです。

僕らは学問する時は万人のごとく知らなければならない。しかし、信ずる信仰は各人各様であります。したがつて、間違つて信ずることもあるでせう。

だが、少なくとも宗教を信ずる者は人生に真摯に問ふてゐます。そして、自分の信仰に責任を持つてゐます。無神論者よりも百倍も千倍もましな生き方だと僕は思ふのです。


お待ちしてをります

当ブログの兄貴ブログたる“「論」ブログヨシ樹”は2009年5月31日から始まつてゐます。最初の記事は「天は何を見ているのだ」です。

一昨年の5月31日から始まつてゐるので本年5月30日で丸二周年といふことになります。勘違ひして6月1日に二周年になるとばかり思つてゐました。6月1日だと二周年を過ぎてしまふことになりますよね。

つい先日、アクセス数も20000を超へました。何とも感慨深いものがありましたね。そこで、読書諸賢に再度お願ひしたいのが“「論」ブログヨシ樹”のベスト1の記事を決めて投稿するといふことです。のみならず、選んだ理由も併せて当ブログの所定のコメント欄に送信していただきたいのです。

すでに御二方にコメントをお寄せいただいてゐますが、まだ足りません。僕が想定してゐる読者は少なくともあと二人はいらつしやいます(笑)。ご多忙中とは思ひますがコメントを心より、お待ちしてをります。どうぞ宜しくお願ひいたします。

とはいえ、むろん強制ではありません。ま、今月、中旬になつたら、コメントがどうであれ二周年記念の記事を書き上げるつもりです。


アマゾンにも出品だ!

雪明かり

藤沢周平の作品が出版されてゐる会社は大別すると二社あります。すなはち、新潮社と文藝春秋です。もう少し具体的に述べるならば、新潮文庫と文春文庫に別けることができます。両者の文庫に作品の重複はありません。ちやんと棲み分けができてゐます。

ところが、藤沢の作品は講談社文庫からも少ないながら出版されてゐます。この文庫は前出の二つの文庫を本流とすれば傍流でせうね。講談社文庫には『雪明かり』といふ作品が収められてゐますが僕が持つてゐる新潮文庫で読んだ短編ばかりでした。つまり、両者のあひだには重複があるのです。

重複があるなら傍流の講談社文庫を処分しようと思ひました。さもなくば、場所塞ぎになるだけです。そこで、アマゾンマーケットプレイスに出品することに決めました。アマゾンの場合、書籍そのものの値段に加へて送料は一律250円です。僕は、まづ手始めに1円の値段をつけました。儲ける気持ちは寸毫も持つてゐません。出品システムを深く知るための実験です。

ヤフー・オークションで出品は経験済みでしたので手続きは造作もないことでした。オークション・デビュウーしたい方はアマゾンマーケットプレイスから始めるのも一つの手かも知れません。僕もヤフー・オークションに出品する前はアマゾンをよく利用してゐました。もつとも、買ひ物するだけでしたけれど…。


梅雨の中休み

けふは梅雨の中休みださうですが、ちよつと暑かつたので先程、扇風機を点けて久し振りに藤沢周平の小説を愉しんでゐました。扇風機で涼を取りながらの読書といふのも悪くありませんね。

僕は夏に向けてのこの季節、つまり、春から夏にかけての時季が大好きです。オートバイに乗つてゐる移動時間は愉しいし、外から帰つて来て水風呂に浸かるのも心地よい。もうすぐエアコンを使ふやうになると思ひますがエアコンを点けて、ひんやりした部屋の中で書を読む時間は格別ですね。外で、だらだら汗をかくのも苦になりません。

あすはエアコンのフィルターの掃除をしようと思つてゐます。ところで、記事の下にある写真は先々週の日曜日に公園のベンチに寝転がりながら小雨の傘になつてくれた樹木をケータイで写した一枚です。瑞々しいこの樹の名前は何と云ふのだらう。そして、すでにお知らせしたやうに二周年特別企画たる「私の選ぶベスト1」もまだ投稿を受け付けてゐますので、のんびり屋のあなたもベスト1を選んでコメントして下さいね。ちよつと宣伝がくどいかな。コメントが少ないのですよ。どうかご協力をお願ひいたします。


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プロフィール

ヨシ樹

Author:ヨシ樹
昭和に生まれ、平成を生きる日本男児。
東京の大学を卒業して故郷の愛知県に戻る。
肉体労働や家庭教師、塾講師を経て現在に至る。
現在、未曾有の大不況下で苦しい転職活動を余儀なくされている。
経済状況は極度の貧乏。某市内の賃貸マンションを棲家としている。
いわゆる「勝ち組」「負け組」という二元論的なステレオタイプが大嫌い。
趣味はブログ執筆、読書、六弦ベース、オートバイ等々。ちなみに大型自動二輪免許保有。かつてハーレーを所有。
夢はオートバイでの海外ツーリング。具体的にはユーラシア大陸をBMWで走破することなどを考えている。
日本経済の酷いデフレを憂いつつも某市のリサイクル・ショップや古本屋によく出没する。
実は牧師の息子であり、幼い頃から聖書と教会に親しむ。

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